特許を取得した第4のがん治療

5種複合免疫療法

 外科治療・化学療法・放射線治療の3大がん治療に加えて、第4のがん治療と呼ばれている免疫療法は、全国に数多くの種類が存在しています。

 当クリニックでは、独自の技術で開発した3種類の複合免疫療法【5種複合免疫療法BASIC、DCアイバック・WT1療法DCアイバック・CSC療法を扱っています。これらの療法を選んだ理由は、【特許を取得した療法】であり【1つの療法で5種類の免疫細胞を同時に投与 】できるからです。

5 種複合免疫療法の「5 種」とは 、

1.NK細胞 2.NKT細胞 3.キラーT細胞 4.γδT細胞 5.樹状細胞 

 の5種類の免疫細胞のことです。

 5種複合免疫療法は、これら5種類の免疫細胞を用いた免疫療法です。5種類の免疫細胞を同時に培養することで、これらの免疫細胞が協力し合って互いに活性化して数を増やし、患者様の体内に戻すことで【免疫機能を再構築し、免疫力を高め】がん細胞への攻撃力を強化することにつながります。5種類の免疫細胞が一丸となってチームプレイで働くので他の免疫細胞療法より高い【治療効果(治療有効率77%)※】 を得ています。

(※DCアイバック・CSC療法の場合) ⇒治療実績はこちら

 当クリニックのがん免疫療法は「がん免疫治療用細胞の製造方法」の特許を取得しております。これは、がん免疫治療用細胞の製造方法に関する、国内最初の特許です。複合免疫療法の治療効果の高さが評価された結果です。  

 どの免疫療法も副作用の少ない治療法であり、抗がん剤療法・放射線治療に比べて患者様の精神的・肉体的苦痛がありません。また、通院で治療ができるので、患者様のクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)の向上や行動範囲の拡大につながります。

 なお、一般的に行われている1種類の免疫細胞を扱った免疫療法をいくつか組み合わせて治療する方法(例えばNK細胞療法と樹状細胞ワクチン療法を組み合わせて投与する方法)ですと、組み合わせた療法の数だけ費用がかかりますが、当クリニックの複合免疫療法は1種類の療法の費用で済みますのでご安心ください 

3種類ある複合免疫療法の特徴

 当クリニックには独自の技術で開発された以下の3種類の複合免疫療法があります。
詳細が知りたい場合は、それぞれの項目に該当するアイコンをクリックしてください。

【5種複合免疫療法BASIC(5種)】

 特許取得の確かな細胞培養法を用いています。5種類の免疫細胞(NKT・NK・γδT・キラーT細胞・樹状細胞)を用いた免疫療法で、このページで説明している内容です(アイコンをクリックすると上へ戻ります)。

【DCアイバック・WT1療法(WT1療法 )】

 5種複合免疫療法BASICに、樹状細胞ワクチン療法の効果を付加して、標的となるがん細胞をさらに特異的に攻撃できるようにした療法です。新樹状細胞免疫獲得ワクチン療法に分類されます。

【DCアイバック・CSC療法(CSC療法 )】

 WT1療法の効果に加えて、がん幹細胞も標的となるよう開発した療法です。新樹状細胞免疫獲得ワクチン療法に分類されます。

特徴と期待される効果 

1. 独自の技術で開発した5種複合免疫療法は、他の細胞療法より高い治療効果が期待できます。

2. 患者様ご自身の免疫細胞を用いる治療の為、 副作用が少なく精神的・肉体的負担がありません。

3. 他のがん治療と併用することによって、さらに効果が期待できます。
 手術前後の放射線治療や抗がん剤との併用、抗がん剤の副作用※1 の軽減、生活の質の改善が期待できます。 

4. 再発・転移した多くの種類のがんに対応できます。
 一部の白血病、一部の悪性リンパ腫を除く、ほぼ全てのがんに対応します。難治性のがんや進行したがんにも対応します。手術・抗がん剤・放射線治療が難しい転移・再発したがんでも、当療法によって、がんが縮小したり、進行が抑えられたり、なかには完全に消失したケースもあります。「NKT細胞」は、抗がん剤やステロイド、放射線に対しても抵抗力が強いのが特徴です。手術前・術後の抗がん剤・放射線治療と併用することで、副作用※1 の軽減や生活の質の改善にも役立ちます。

5. 再発・転移の予防にも効果的です。
手術後に残ったがんに対応します。

6. 治療は採血と点滴 (20~30分)ですので、入院の必要がありません。
 通院による治療を行いますので、患者様が現在の生活のリズムを変更することなく治療することが可能です。

7. 治療有効率77%以上
 直近の208名の成績は、有効率77%(完全・部分寛解 38%+長期不変 39%)です。⇒治療実績はこちら

※1 副作用とは次を指します。吐き気、倦怠感、脱毛、口渇感、貧血、嘔吐。

5種複合免疫療法の細胞活性化について

 ただ一つの細胞を活性化する免疫療法には限界があります。一つ、二つの 免疫細胞の元気を回復し、数を増やすだけでは免疫力を十分に高めることはできません。免疫力を高めるには、免疫細胞同士が相互に協力し合って活性化することが必要です。 

 患者様のキラーT細胞、NK細胞のみならず、NKT細胞やγδT細胞、樹状細胞も同時に活性化し、数を増やして患者様の体内に戻すことによって、体内の免疫機能を再構築し、免疫力を高めてがん細胞への攻撃力を強化します。

 特にNKT細胞は、サイトカインの一種であるIFN-γ(インターフェロンーガンマ)を放出することで免疫細胞のネットワークを活性化し、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、γδT細胞、NK細胞、樹状細胞など、がん細胞を攻撃する体内のさまざまな免疫細胞を同時に活性化する強力な免疫活性化(アジュバンド)作用を持ちつつ(1-3)、免疫細胞の長期にわたるがん攻撃記憶機能を獲得することが明らかにされています(4)。

 当クリニックの5種複合免疫細胞の培養でも、NKT細胞を活性化することでIFN-γ基準値と比較して1200~2000倍の高いINF-γが産生されています。

 また、活性化したNKT細胞を用いた進行性非小細胞肺がんの臨床試験において、NKT細胞はがん細胞が免疫細胞に攻撃されないようにしかけたブレーキを解除する免疫チェックポイント阻害薬とほぼ同等の効果があるとされています(2)。

(1) Front Immunol (2014) 5:543.
(2) N Engl J Med (2015) 373(17):1627-39.
(3) 慶応義塾大学病院、理化学研究所 プレスリリース 2018年3月12日.
(4) J Exp Med (2007) 204(11):2641-53.